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Be Crazy

ゲーム好きのちらしの裏

Apple信者ではない僕がiPhoneを壊し、サポートに感動した話

■ 悲劇は突然に

 (ここからどうでも良い話が始まるので、手っ取り早く経過や結果を知りたい方は下の方まで飛ばしてください)

 まず最初に。よく勘違いされるのだが僕はApple信者ではない。たまたまiPhoneを3代続けて使い続けているけど、それはアプリの資産があったり、使い慣れているからiPhoneを使っているだけだ。MacBook Airも「薄くて軽いノートPCが欲しい」という理由で買ったし、Apple Watch活動量計を探している時にタイミングよく発売されたので、たまたまそれを買っただけだ。(Apple Watchをつけていると「それで何ができるの?何が魅力的なの?」と聞かれる事が多いので、機会があれば……多分ないけど、別途書きたいと思う)。

 そんな僕だが今の愛機はiPhone 6S Plusだ。最近発売されたiPhone 7に比べると見劣りする部分はあるのだろうけど、自分の使う範囲ではほぼ不満はない。さらにPlusは画面が大きいので何をするにも便利だ。Twitterしかり、ニュースしかり。特にゲーム用途ではにはピッタリのサイズ感だと思う。強いて弱点を挙げるなら--そのサイズ故に手のひらに収まらず、落としやすいという点だろうか。

 些細な弱点はあるにせよ、僕はこのiPhoneが好きだし、生活を支えてもらっている。ずっと(とは言ってもスマホは2年くらいだよね)使っていきたいと思っている。

 だが、先日。突然画面に何も表示されなくなるという事象が発生した。心当たりはない……わけではないが、数分前まで何の問題もなく使用できていた僕のiPhoneが、まったくの沈黙状況に陥ったのだ。

■ マニュアル通りの初期対応。結果は……

 (ここからは少し役に立つ話が書いてあると思うので、序文を読み飛ばした方はこちらからどうぞ)

 まったくの沈黙状況に陥ってしまった僕のiPhone。まずはiPhoneが突然固まったときの基本対処を試す。
 

  1. 端末の再起動:スリープボタンを長押しすると電源をオフにする表示がディスプレイに表示されるので、指示に従い電源をオフにする。その後再度スリープボタンを長押して端末を起動する。
  2. 端末の強制再起動:スリープボタンとホームボタンを同時に押し10秒間程度待つと端末が強制的に再起動される。

 iPhoneが単純にフリーズした場合などは、この2つで対処できることが多いのだが、僕のiPhoneはディスプレイに何も表示されることはなかった。この時直感的に思う。「終わったな」と。

 それはiPhoneが修理不可能な状態になってしまった場合、Appleでは“本体交換”という形で対応されるからだ。修理料金は最大で33,000円だ。過去にiPhoneを落とし、画面を割った経験がある僕はAppleの保証サービスAppleCareに加入していたのでもう少し安くなる可能性はある。それでもある程度の料金は請求されるだろう。
 
 そして当然のことながら端末はまっさらな状況で帰ってくる。撮影した写真や、大量に書き残したメモ、引継ぎコードをメモしていないソシャゲのデータなどはもう戻ってこない。僕の絶望的な状況を理解いただけると思う。

 さらに不幸なことに約半年ほどバックアップをしていなかった。他人には「絶対バックアップしておいた方がいいよ」と言っておきながら、どこか「自分は大丈夫だろう」という甘い気持ちがあった。後悔した。

 完全に壊れたかと思った僕のiPhoneだが、微かな希望があった。それはPCに繋ぐと端末を認識したということだ。つまり完全に壊れたわけではない、おそらくディスプレイの周辺で何かトラブルがあったのだろう。

 本体交換を覚悟している僕はバックアップを試みる。だがパスコードという大きな壁に阻まれることになった。第3者による不正な操作を防ぐために、パスコードを解除した状態で接続しないとバックアップすることができないのだ。そしてディスプレイに何も表示されない僕の端末はパスコードを入力できない。……希望を砕かれた。そして全てを諦めた。

 幸いな事に撮影した写真は「Googleフォト」でバックアップされていたし、メモや連絡先はiCloudにバックアップされている(らしい)。LINEや他のSNSはアカウントがあれば恐らくなんとかなる。ソシャゲは諦めた。

 全てを諦めた僕は修理サービスを探す。最近はAppleの非公式だが安価でiPhoneを修理してくれるショップがあるし、可能な限りデータを残す(または復旧する)をウリにしているところも多い。だがもちろん非公式なので、Appleの保証は無効になるし、将来的に(例えば下取りに出すとか)不都合が生じる可能性もある。

 今回は運良くAppleCareの保証期間内ということもあり、本体交換も覚悟しながらAppleに修理を出すことにした。

■ Geneius Barに向かう僕

 一言でAppleに修理といってもいくつかの方法がある。郵送で端末を送ったり、公式のサービスプロバイダー(ビックカメラなどにあるらしい)に持ち込む方法があるが、今回はApple StoreにあるGenius Barに持ち込むことにした。それほど深い意味はないのだが、強いて言えばクオリティの高いサービスが受けられるという噂があるので、利用してみたかったのだ。

 実はGenius Barは日本にはそれほど多くはない。今回は立地上の都合があり、銀座店を利用することにした。

 Genius Barは基本的に予約が必要になる。早い時間(銀座店では14時までにと言っていた気がする。確証はないので自己責任で)に行けば予約なしでも対応してもらえるそうだが、待ち時間がかなり長いらしいので素直に予約していったほうが良いだろう。予約はWEBからできるので、なるべく早く予約することをおすすめする。体感だがリアルタイムに予約が埋まっていったように見えた。

 幸いなことにそれほど遅くない時間に予約を取れた僕は、銀座店に向かうことにした。

 銀座店までの乗換検索は自宅で確認し、駅から店までのルートも確認した。だが銀座店の最寄り駅についたときに、僕は恥ずかしながら迷子になってしまったのだ。いつもなら--おもむろにiPhoneGoogleマップを起動し目的地までのルート案内を開始する。ここで改めて自分にとってiPhoneが生活を支えてくれていたことを再認識する結果になった。(最終的に交番で道を聞いて店までたどり着いた。親切に対応してくれた警察官に感謝したい)。

 無事に銀座店に到着した僕は人でごった返すフロアを見た。僕はその中でなんとかスタッフの方に声を掛け修理に来た旨を伝えた。フロアは4階とのことで、この人ごみの中で待つ必要がないことに安堵した。だが、4階も……こちらも多くの人で一杯のフロアだった。

 スタッフの方が慌ただしく受付をしている。僕は後ろのほうで順番を待った。(ちなみに僕は予約時間のほぼピッタリに到着し、すぐに受け付けを済ませることができたのだが、「予約した時間より早く来てしまった」という客も多くいた。スタッフによると「時間より早く来ても対応することができないので、時間まで待って欲しい」というアナウンスをしていた。これからGenius Barを利用する方は時間ピッタリに来ることをおすすめする。)

 受付が終わった後、僕はフロアにいくつかあるテーブルの1つで待機することになった。そして数分後僕の担当をしてくれるというスタッフの方が来た。

 まずはスタッフの方による簡単なトラブルシューティングが行なわれた。その結果「ディスプレイ関連の故障ではないか」という結果だった。そのスタッフは「ディスプレイの交換だけで済めば現在のデータは残せる可能性はあるが、もしそそれができなかった場合は本体交換となる」という旨を説明してくれた。もちろん本体交換は覚悟している。データの内容は保証しない、という書類に(といってもiPadなのだが)にサインをした。

 見積りは14,800円だが、請求額は0円だった(水没していると請求されるとのことだった)。そして修理をするので2時間後に戻ってきて欲しいと言われた。終始丁寧な対応で非常に好感の持てる方だった。こんなところを見てないと思うが、ここでも改めて感謝の意を伝えたいと思う。

 iPhoneがない2時間というのは意外と長いものだったが、道もわからない場所を目的もなく歩く(Googleマップがないからね)のも貴重な経験だな、と思った。不便だが。

 そしてきっちり2時間後、まだ人でごった返しているApple Storeに戻ってきた僕はまっすぐ4階のGenius Barに向かう。書類を見せて数分待つとスタッフの方が「こちらのiPhoneで間違いないでしょうか?」と、僕のiPhoneを持ってきてくれた。データは残っているようだった。なぜならリマインダーに登録した内容が通知に表示されていたからだ。(内容によっては羞恥プレイだと思う)。

 もちろん水没はしていないので請求は0円。僕は生活に欠かせなくなったのiPhoneを丁寧にしまいながら思った--「ジョブズありがとう。」

■ ありがとう、Apple

 というわけで最終的にデータは残っていて、修理費も無料だった。今回の教訓はこの2つ。

  1. 定期的にバックアップしよう
  2. AppleCareに入ろう

 1はここで改めて書く必要はないと思う。今回はたまたまデータが残っていたが、水没や紛失など確実にデータが残らないこともある。人類が誕生した時から言われていたことだが(もちろん冗談だが、そのくらい重要だろう)、失う前にバックアップしよう。

 2は教訓と書いたが個人の自由だと思う。AppleCareの保険料は決して安いものではないし、何事もなくiPhoneを使い続けることができれば、不要だからだ。ただ僕は今回このおかげで救われた。保険なんてものは元々そういうものだろう。なのでおすすめはしておく。


 長々と書いたが最初の話に戻る。僕はApple信者ではない。ただ今回の素晴らしいサポートに感動したのは事実だ。僕はこれからもiPhoneApple Watchを使い続けると思う。(PCだけはWindowsの方が使い慣れてるし、色々便利かなとか思うが、それは次に買い換える時に考えることにする)。

 プロダクトも素晴らしいが、サポートも素晴らしかった。ありがとう、Apple